5月14日は、所用で玉川学園を訪問いたしました。
玉川学園のキャンパスは、丘陵地の地形を活かした、たいへん美しい学園空間であります。広大な敷地には木々が多く、初夏の風が抜け、どこか海外の学園都市を歩いているような気分になります。幼稚園から大学・大学院までを擁する総合学園らしく、子どもたちの声と若者たちの学びが自然に共存しており、「教育とは、人を育てる営みそのものなのだ」と感じさせてくれる空間でありました。
キャンパス内では、ラファエロの巨大な《アテナイの学堂》に遭遇しました。思わず、プラトンとアリストテレスを探しましたら、大勢の賢者が取り巻く中央に、二人は対峙して議論の最中でした。
古代ギリシャの哲学者たちが、人間や国家、正義について議論していた姿を眺めていますと、「いまの政治には哲学が感じられないなあ」などと、昼間からすっかり“にわか哲学者気分”になりました。
その後、玉川学園駅前の地中海料理店で赤ワインを頂きながら、すっかり気分はエーゲ海方面へ。
「またギリシャに行きたくなったなあ」と心につぶやきましたら、「そもそもギリシャどころか地中海諸国へは行ったことないじゃないか」と自分自身に突っ込まれました。確かにその通りでありますが、一度は本当に訪れてみたいものです。
人間、歳を重ねますと、“行ったことはないけれど、一度は行ってみたい場所”というものが、心の中に湧き出でて増えるのかもしれません。
