谷保天満宮&まち中華の幸福

湯島天神、亀戸天神と並び、「関東三天神」のひとつとして知られる谷保(やぼ)天満宮。

学問の神様・菅原道真公を祀る古社であり、伝承によれば、道真公の三男・道武公によって903年に創建されたと伝えられています。

東京都多摩地区に暮らす人々にとっては、心の拠り所の存在であり、私にとっても、お気に入りの散歩コースで、ゆるやかな時間が流れます。そして、武蔵野の面影を残す境内の神聖な空気に包まれますと心が落ち着き癒されます。

そして、参拝のあとの、もう一つのお楽しみがあります。

谷保駅前の、昔ながらの“まち中華”「丸信」さんです。

注文は、ほぼ決まっています。

ワンタン麺、チャーハン、餃子、まち中華の「三種の神器」です(笑)。

まず、ワンタン麺。

透き通った醤油スープは、派手さはありませんが、じんわりと身体に染み渡ります。つるりとしたワンタンが、優しく喉を過ぎていきます。

続いてチャーハン。

これぞ町中華、という香ばしい香り。レンゲが止まりません。

さらに餃子。

焼き目は香ばしく、もちもちの皮で中は熱々。

病みつきになるほど危険な美味しさです。

もちろん、カロリーオーバーであることは、重々承知しておりますが、「生きてて良かった」と理屈抜きに感じる幸福が、ここにはあります。

チャーハンと餃子は、妻と仲良くシェアです。

こうした町の食堂には、人を元気にする力があります。

谷保天満宮の静かな空気と参道の緑、そして、湯気が立ち昇る昔ながらのワンタン麺の味わい。

歳を重ねるほどに、こういう時間が一番贅沢だと思うのであります。

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