倉敷ロータリークラブ例会にて~「国際観光都市倉敷の未来」を語る~

倉敷ロータリークラブ例会にて、5月21日、話題提供の機会を頂きました。

演題は、「国際観光都市倉敷の未来」です。

現在、倉敷市では、観光振興や地域の持続的発展に向けて、宿泊税導入の検討が進められています。倉敷美観地区をはじめ、本市は国内外から多くの観光客を迎えるまちとなりました。その一方で、歴史的景観の維持、観光インフラ整備、交通対策、多言語対応、防災対策など、観光都市として必要となる行政需要も年々高まっています。

宿泊税は、単なる「新たな税負担」という議論ではなく、「訪れる人」と「迎える地域」が、ともに質の高い時間と空間をつくりあげていくための仕組みとして考える必要があります。

 

金沢市など先進都市では、宿泊税を活用しながら、景観形成、文化振興、観光案内機能の強化、地域資源の磨き上げなどが進められております。倉敷においても、単に観光客数を追い求めるのではなく、「倉敷らしい上質な滞在価値」をどう高めていくかが、これからの重要なテーマになると感じています。

講演では、岡山大学の学生たちが地域活動へ参加した事例も紹介させて頂きました。若い世代が、地域の歴史や文化、まちづくりに主体的に関わることは、地域に新しい風を吹き込みます。同時に、学生自身にとっても大きな学びとなります。

地方創生とは、単なる経済政策ではなく、「人づくり」であり、「地域への誇り」を育てる営みなのだと、この検討会を通じて改めて確信します。

また、今回は「人を大切にする経営学用語事典」のご紹介もさせて頂きました。人口減少や担い手不足が進む時代だからこそ、企業経営も地域運営も、「人をどう活かし、支え、育てるか」が問われています。観光都市づくりもまた、そこで働く人々、暮らす人々の幸せが基盤にあってこそ、持続可能なものになると思います。

 

ところで、ロータリークラブは、1905年にアメリカ・シカゴで創設された国際的な奉仕団体であり、「超我の奉仕(Service Above Self)」を理念に掲げています。地域社会への奉仕活動、人材育成、国際交流、青少年支援など、世界各地で幅広い活動を続けています。

倉敷ロータリークラブにおかれても、長年にわたり地域経済や社会活動を支え、多くの実践を積み重ねてこられました。例会では、地域の未来について真摯に語り合う温かな空気が流れており、大変有意義な時間を過ごさせて頂きました。

最後になりますが、このたびお声かけを頂きました倉敷市国際ホテルの山口代表に、心より感謝申し上げます。

 

 


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