自分たちで守り育てるまちづくり

備前市タウンミーティング、2巡目へ、自分たちのまちは、自分たちで守り育てる。その思いを持ち寄る備前市のタウンミーティングが、いよいよ2巡目に入りました。6月から7月にかけて開催した「第0回」の全体説明会に続き、今回は「第1回」として、9月26日に備前地区、10月3日に日生地区、10月10日に吉永地区と、3週連続の土曜日に市民の皆さんと公共施設の将来を考えました。

今回の出発点は、次の世代にどのような暮らしや活動を引き継ぎたいか、という問いです。市民センター、日生市民会館、吉永地域公民館を具体的な題材に、地域に必要な機能、その機能を担う場所、これからの使い方を順に考えていきます。人口減少と施設の老朽化が進むなか、将来の負担も共有しながら、市民自身がまちの未来を描く。そのための対話の場です。

9月26日の備前会場では、市民の皆さんを主役に、市長や議員の皆さんも参加し、各グループの書記を市職員が担当しました。同じテーブルで話を聞き、意見を書き留め、一緒に考える。その姿に、市民参加のまちづくりが、具体的な歩みを始めたことを感じました。

備前地区の6グループからは、市民センターホールで文化活動を続けたいという思いに加え、公共交通の確保、利用料金や使い勝手の改善、世代を超えて集える居場所づくり、施設や活動の情報をつなぐ工夫などが提案されました。若者自身がフェスやマルシェを企画し、既存施設を活用する構想もあります。建物への愛着が、そこで何をしたいか、どうすれば人が集まるかという提案へ広がったことが印象的でした。

私は、公共施設の価値は、そこで生まれる出会いや学びにも表れると考えています。子どもが舞台に立ち、その姿を地域の大人が応援する。高齢者が外へ出かけ、顔なじみと話をする。若者が自分の企画を実現し、故郷との新しい関係をつくる。そうした営みを将来へつなぐために、施設の使い方と支え方を考えることが大切です。

10月3日の日生会場は、日生総合支所の防災センターで開催されました。市長が見守るなか、県議・市議を含む市民の皆さんと市職員が席を囲み、熱のこもった熟議が続きました。地域を思う気持ちが強いからこそ、率直な疑問も、切実な要望も出てきます。その一つひとつを受け止めることから、信頼を積み重ねていきたいと思います。

日生の議論には、海や島、漁業、観光といった地域の特色が表れていました。空き家を移住や宿泊に生かすこと、祭りや公民館活動を通じてつながりを保つこと、身近な拠点を活用することなど、多様な提案がありました。五味の市などを生かし、観光客の滞在や買い物を地域の仕事と所得につなげたいという意見も出されました。また、学校統合を教育環境から考える提案とともに、通学や日常生活を支える交通の重要性も示されました。

こうした議論を伺うと、公共施設を考えることは、地域で暮らし続ける条件を考えることなのだと、改めて気づかされます。集まる場所があり、そこへ行く手段があり、一緒に活動する仲間がいる。その関係が続いてこそ、施設は暮らしの中で役割を果たします。地域の産業や教育、交通と結び付けて考えることに、公共施設マネジメントの大切な意味があります。

10月10日の吉永会場では、女性の参加者が大多数を占め、女性の皆さんの視点や日々の実感が生きるまちづくり談義に花が咲きました。暮らしの現場を知る方々の言葉には、計画書の数字だけでは捉えきれない重みがあります。回を重ねるごとに、会場の熱気が増しているように感じます。

企業経営者、市長、教育長、市議会議長、県議・市議、市職員、さらには近隣自治体の職員の皆さんまで、多様な立場の方々が関わってくださいました。それぞれの経験や知恵を持ち寄り、市民の声に耳を傾ける。閑谷学校のあるこのまちで、世代や立場を超えて学び合い、地域の明日を考える時間を共有できることを、ありがたく思います。

ここで出された提案は、これから具体化し、実現できる条件を確かめていくものです。誰が担うのか、どの程度の費用が必要か、どこから始められるのか。参加できなかった方や若い世代の声も伺いながら、小さく試し、その結果を持ち寄って、さらに考える。納得に近づくための対話を、これからも丁寧に重ねてまいりたいと思います。

また、さわやかな秋晴れの一日、備前ロータリークラブで卓話を担当させていただきました。鷹取醤油の鷹取宏尚社長をはじめ、多くの皆様から過分なお心遣いを賜り、心より感謝申し上げます。地域で事業を営み、人を育て、日々の暮らしを支えてこられた皆様とのご縁も、まちづくりを考えるうえで大切な支えです。

「五方良し」のマインドを胸に、地域に関わる人々の幸せと、その先にいる次の世代を思いながら、私自身も学び続けたいと思います。自分たちのまちは、自分たちで守り育てる。その思いを具体的な一歩へとつなげられるよう、微力ながら地域社会のお役に立てるように励んでまいります。

AI(Gemini)で編集させて頂きました。

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